陶彩画 草場一壽 様

Facebookよりシェアさせて頂きました。

めぐる金貨

 賢いおじいさんが金貨を一枚持っていました。  ある日、おじいさんはこの金貨に見入りながらつぶやきました。
「美しいものだ。わたしだけがこの美しさにみとれていても何もならないな。ほかの誰かにもこの喜びをあじわってもらいたいものだ」。
おじいさんは金貨を通りがかった子供にあげました。子供は金貨にみとれながら、自分の幸運が信じられませんでした。そして、考えました。

「そうだ。かあさんにあげよう。かあさんは、欲しいものも買えないのだから」。

 その子のおかあさんはもちろん大変喜びました。 これで欲しいものが買える、さあ一番先には何を買いましょうか・・・そんなことを考えているとき、ドアをたたく音がしました。そこには貧しい物乞いの人が立っていました。

「まあ、お気の毒に。わたしたちはなんとか暮らしていくことができるけれど、この人はなにももっていないのね」と、子供からもらった金貨を物乞いの人にあげました。
彼はびっくりして、ものも言えませんでした。   この金貨一枚で一年は食べ物のことを考えずにすむのです。

ありがたいと思いながら歩いていると、新顔の物乞いの人に出くわしました。自分よりも老いていて、弱々しい姿です。
「俺よりも困っているようだ」。彼はそっと金貨を握らせました。

その夜、賢いおじいさんは、老いた物乞いの人と出会いました。おじいさんは立ち止まって、話しかけました。「あいにく、あなたに差し上げる物がないのです。どうぞ、わたしの友情を受け取ってもらえますか」。
これまで自分に心を留めてくれる人にであったことがなかった物乞いの人は、とても嬉しく思いました。 このひとにわたしの今の喜びをどうやって伝えよう・・・。
震える手で、ポケットから金貨を取り出すと、   あたらしい友達に渡しました。

●金貨の姿をしている心のお話ですね。 「心」は、あらゆるものに姿を変えることができるのだと気づきました。

『めぐる金貨』と言う題を見て人との縁を繋ぐお話だろうなぁと思いながらビンゴ❣️でした。

とても心温まるお話です。

幼い頃、母も父が入退院の繰り返しで大変だった頃に神社の近くでアコーディオンを弾く人がいました。足元には箱が置いてあって、、、

母も大変なのに箱にお札を入れていました。『どうしてお金をあげるの?』って聞いた時に

「アコーディオンを弾いて人に聴かせる仕事だけんよ。」って、、、

その人は、何度も何度も頭を下げていたのを覚えています。

今で言うホームレスの人ですが大人になって母に聞いてみると終戦後は、アコーディオンを弾いたりして路上生活する人が多かったとょ。

私も子供の時にお父さん(祖父)がお金を入れていたのを見て育ったからね。

今もコロナ禍で路上生活を余儀なくされている人が増えているようですが、、、

見かける時があれば『めぐる金貨』を思い出し下さい。

 ■陶彩画 草場一壽 様Facebookよりシェアさせて頂きました。

公式サイト(リニューアルオープン)
http://kusaba-kazuhisa.com/